新副市長・毛塚幹人氏

【新副市長として毛塚幹人氏を承認していただきました】
つくば市は条例で副市長は2人任命できます。現在、市役所のOBであり、市政のことを熟知している飯野副市長が経営と管理部分について大変な力を発揮してくれていますが、この度二人目の副市長として毛塚 幹人 (Mikito Kezuka)氏を臨時議会にて承認していただきました(写真は彼のページから)。
彼とは学生時代からの付き合いですが、知力・体力・精神力に加え性格もすばらしいというすべてが揃った稀有な人材です。東大法学部を出て財務省入省後も、国際交渉、地方財務局、そして先月までは税制改正の取りまとめと重責を担ってきました。財務省に残れば確実に出世をしていく道を捨て、退職をして覚悟を持ってつくば市に来てくれたことを本当に心強く、うれしく思います。その力を最大限発揮してもらい、政策にイノベーションを起こし私が掲げる「世界の明日が見えるまち」の実現に向けて活躍をしてもらいたいと思います。
26歳という年齢から当然に心配する声やご批判の声も届いています。確かに若いですが、仕事は一人でするものではありません。飯野副市長や門脇教育長、各部の部長の約20人の幹部の平均年齢を取れば60歳に近い中で、若い存在がいることは多様な市政のためには必要なことでしょう。記者会見でも彼は「自分にとって背伸びした重責であることは間違いないので、みなさんにご指導をいただきながらポストに見合う実力をつけられるように努力をしていきたい」と話をしていました。世界を見れば、例えば教育への取り組みが世界的な注目を浴びるフィンランドの教育改革を進めた文部大臣は20代で就任しています。30代の首相も誕生しています。日本でも30代の市長は驚くことではなくなり、20代の市長もいます。毛塚副市長はおそらく戦後の副市長では歴代最年少だと思いますが、歴史はそうやって誰かがつくっていくものです。
「未来は可能性を信じるものによって創られ、”現実的ではない”という既得権益者によって批判される」という言葉をドイツの政治家が残しています。議会での賛否は割れましたが、可能性を信じて賛成してくださった議員のみなさまに感謝しています。行政でも民間でも経営の要諦は自分より優秀な人物をどれだけ近くに置けるかにあると考えています。飯野副市長、門脇教育長、そして毛塚副市長とこれで三役が決まりました。部長級にも逸材が揃っています。これからもすばらしい人材とともに市民第一の市政実現へ向けてがんばっていきます。
つくば、面白くなります。