市長就任1年

市長に就任して1年が経ちました。青風会のみなさんがお祝いをしてくれました。支えてくれているみなさんに私がお礼をしなくてはいけないのにありがたいかぎりです。
長かったのか短かったのか表現できませんが、就任翌日に「秀峰筑波の建設が間に合いません」と言われてスタートしたこの期間は、山のような課題に対して一つずつ方向性を示す1年だったと思います。もちろんまだそこにも至っていない問題もありますが、多くの放置されてきたことに対して一定の成果は示せたと思います。民間保育士への市の独自補助、公設民営の学童保育のモデル館公営化、街灯の増設、ひとり親家庭のマル福窓口負担廃止など、一つひとつは目立たないことですが現場の切実なニーズに応え始めています。
また、組織改革も進めています。硬直化していた組織風土を変えるために4月に大幅な組織改編をし、年齢にとらわれず適材適所を意識した人事は組織を変え始めています。庁内はもとより外部の方からも「風通しがよくなった」「市役所の対応がよくなった」「雰囲気が明るくなった」と言われることが多くあります。庁内からは不満ももちろん聞こえてきますが、みんなが納得する人事はありませんのでこの形は続けていきます。そういう中から、職員からの提案が少しずつ増えてきているのはうれしいことです。
もちろん、サウンディング調査を開始する運動公園用地の方向性、来年6月に示す予定の中心市街地のヴィジョン、来年10月を目指した交通体系の見直しなど、大テーマについてはまだ結論を見るような段階にはありません。庁内外でいろいろな意見を聴きながらそこに向けて進めています。実現したことのリストや課題、公約のロードマップなどは進捗を公開していきます。
なにはともあれ、多くのみなさまのおかげで何とか1年やってこれました。次の1年も全力で取り組みますのでどうぞよろしくお願いします。
写真は、クラールさんがオープンした絶品の常陸牛を出してくれる「ひたち」にて、青風会の廣瀬会長と。