child-care 安心の子育て

保育所定員の大幅増

今まで

保育所や保育士の不足により2016年度には101人の待機児童がいて、その後もつくば市では子育て世帯が大幅に増加してきました。

現在

市内保育所の定員を1873人増員してきたことにより、子育て世帯は増加していますが2020年4月時点で待機児童は42名まで減少しています。更に多くの待機児童に保育環境を提供できるよう取り組みを進めて行きます。

保育士の離職防止策

今まで

保育士の給与は他の産業と比べても大幅に低く、離職率が高いため保育士が不足していました。

現在

公約である民間保育士への賃金等の待遇改善として月3万円の補助を実施するとともに、家賃補助も実施しました。この補助金をきっかけに正職員になる保育士も増えており、雇用の安定にもつながっています。

病児保育の充実

今まで

病児保育の受け入れ体制が整っておらず、こどもの当日の体調変化には保護者が仕事を休まざるを得ない状況がありました。

現在

民間保育所と連携して病児保育の受け入れ体制を整備し、受け入れ保育所を市のホームページで掲載して多くの方にご利用いただいています。

保育所の新設や建て替えの推進

今まで

建築から年数が経っている公立保育所が多く、特に北条保育所は耐震性を満たしていない危険な状況が放置されてきました。また、長期的な改修計画もありませんでした。

現在

建て替えの完了した北条保育所

震性に問題のあった北条保育所の建て替えが完了して10月に再開しました。安全な保育環境を提供するため、長期的な改修計画のもと建て替えや修繕などを順次進めていきます。

公立保育所の保護者負担の軽減

今まで

また、公立保育所では白米持参やオムツ持ち帰りといった慣行があり、保護者の負担も多く、市の保護者で作る連絡協議会からも改善の要望が出ていました。

現在

昨年度から一部の保育所での白米の試行的提供や、保護者向けアンケートの実施、オムツ持ち帰りの廃止の検討など改善に向けた準備を開始しました。対応できる部分から来年度改善するための協議を進めています。

学童保育の大幅な整備

今まで

人口増が進む中でも学童保育の整備が進んでいなかったため、待機児童が多く発生していました。また、小学生になって学童保育に入れないために仕事を辞めなくてはいけない保護者もいました。

現在

市長就任の2016年度から定員を1903人増員し、児童クラブの待機児童はH28年度の161人に対してR2年度は45人まで減少しました。

学童保育の保護者負担軽減

今まで

公設民営方式の学童クラブでは、保護者の多大な負担により運営されてきました。保護者会の役員を務めるために仕事を辞めなくてはいけない保護者などもいて負担軽減が喫緊の課題でした。

現在

児童クラブ視察

公約通りに学童保育の公設民営のあり方を見直し、保護者が希望する学童クラブ11箇所については全て市役所が責任を持って運営する方式に切り替えが完了しました。これにより保護者の負担が減り、安心して利用できる児童クラブが実現しています。

つくばの教育理念を明確化

今まで

各自治体の教育の根幹となる教育大綱がつくば市では作られておらず、学校現場や保護者と教育行政の間で教育の理念が共有できていませんでした。

現在

学校視察

教育委員や有識者、市民と総合教育会議での十数回の議論を重ねて教育大綱を策定しました。教育大綱では教育の最上位の目標を「一人ひとりが幸せな人生を送ること」とし、「教えから学びへ」、「学力偏重ではなく社会力を育てる」といった転換の方向性を示しています。

学校の設備の充実

今まで

つくば市では全小中学校でのエアコン整備が進んでおらず、夏も暑い中で授業が行われてきいました。また、公立学校の多くは築年数が経過する中で雨漏り対策やトイレ改修の必要性が生じていました。

現在

2018年度に前倒してエアコンの全小中学校普通教室への配備を完了し、音楽室や理科室等の特別教室についても順次整備を進めています。修繕が必要な箇所については全学校の状況を把握し、雨漏りの対策工事や洋式トイレへの改修を進めています。2020年度中に小中学生の一人一台のパソコンを整備してICT教育の環境を整えます。

高校の誘致

今まで

つくば市には多くの子育て世帯が転入している一方、高校の定員が十分ではなく多くの高校生が市外へ通学しています。

現在

筑波西中学校跡地

高校を所管している茨城県につくば市内への県立高校の新設や定員増を要望しています。また、廃校となった筑波西中学校跡地で令和3年度から私立の広域通信制高校を開校する準備を進めています。多様な教育のあり方への評価が高まる中、オンライン教育も活用した広域通信制高校への注目は高まっており、全国から多彩な才能の生徒がつくばへ集まることが期待されます。