civic-pride 誇れるまち

利用しやすく市民に愛される図書館へ

今まで

つくば市の中央図書館の開館時間が土日は17時までと短く、閉館前は貸出が長蛇の列となっていました。開館日数が周囲の自治体よりも少ない、駐車場の無料時間が短いといった課題もありました。

現在

ライブラリーピクニック

中央図書館の開館時間を土日も平日同様の19時へ延長、開館日数を年間290日開館へ10日増、駐車場の無料時間を1時間から2時間へ延長するなど図書館の利便性を改善しました。図書館の魅力をさらに高めるため、多様な市民で構成される図書館懇話会を新設し、今後の図書館のあり方についての提言書の策定も行いました。懇話会での議論はライブラリーピクニックという移動図書館を公園等の屋外で楽しむ新たな企画の開催にも繋がっています。

文化芸術活動の支援

今まで

市の政策において文化芸術は優先度が高くなく、市役所には芸術が名称に含まれた部署も存在しませんでした。文化芸術活動の支援策も乏しく、文化芸術が市民の豊かな精神活動の根幹と捉えられているとは言い難い状況でした。

現在

筑波山への芸術家誘致

市役所に文化芸術政策の司令塔となる文化芸術課を設置しました。市民が芸術に触れる機会を増やすため、市民団体が芸術家を誘致する「アーティスト・イン・レジデンス」の活動を補助金の活用や会場の提供などにより支援しています。また、文化芸術の新たな拠点を整備するための検討も進めています。  新型コロナウイルス感染症への対応でも事業者支援だけでなく文化芸術活動への支援を大切にし、芸術家による無観客公演などへの奨励金を新設し活動を支えています。また、市内の音楽教室や生け花教室などの文化教室や芸術家を応援する資金を集めるクラウドファンディングも実施しました。

公式記録が取れる陸上競技場

今まで

公式記録が取れて競技会等を開催できる陸上競技場が市内になく、学校等で記録会を開催する際には北部と南部に分けて筑波大学の陸上競技場を借りたり、他市の施設に出向いて利用しています。

現在

陸上競技場イメージ図

長年課題となってきた公式記録が取れる陸上競技場について、整備を検討することをつくば市のスポーツ推進計画に明記した上で、2019年には陸上競技場用地の調査を完了し、引き続き用地の選定や設計等を推進中です。

身近な運動環境の充実

今まで

身近な場所での日頃の運動が健康管理に重要ですが、地域での運動環境が整っていなかったり、運動に向いている場所があまり知られていないという課題がありました。

現在

運動しやすい床への改修希望が多かった交流センターで柔軟な床への改修を行うとともに、補助金を新設して空き店舗等を改修して高齢者が運動などの活動をできる拠点の整備を進めています。また、新たにランニングマップを作成して、ランニングに適した順路の紹介なども行なっています。

障害者スポーツの振興

今まで

つくば市では「おひさまサンサン生き生きまつり」の開催や筑波技術大の長年の取り組みもあり障害者スポーツが盛んに行われて来ましたが、障害者スポーツを支える環境作りや幅広い市民が触れる機会には課題がありました。

現在

障害者スポーツの体験教室

障害者スポーツを支えるため、2019年度から市主催で障害者スポーツのサポーター養成講習会を開始しました。また、人権啓発事業の講演会を障害者スポーツの体験教室にすることで幅広い市民が体験できる機会を作っており、市役所職員でもボッチャ大会を開催するようになりました。昨年度の全国障害者スポーツ大会「いきいき茨城ゆめ大会」は台風の影響で中止となってしまいましたが、事前のリハーサル大会などで多くの市民がその魅力を体感することができました。また、ゆめ大会に向けて車椅子でも使いやすいトイレなどの情報をまとめたバリアフリーマップを作成したことも今後につながる市の財産となりました。

観光地の魅力を更に高める

今まで

つくば市への観光客はつくばエクスプレス開業の2005年度には過去最高の約400万人を記録しましたが、それ以降は下降傾向となり当時の400万人突破が目標となって来ました。しかし、筑波山の観光シーズンの渋滞、外国人観光客向けの環境が整っていないといった課題もあり、また国際会議の誘致も積極的に行われて来ませんでした。

現在

筑波山の渋滞対策として県と駐車場からシャトルバスで観光客を輸送するパークアンドバスライドに取り組み、昨年度更なる関係者間の連携と対策強化のため県と渋滞対策協議会を立ち上げました。インターネットでの多言語での観光情報発信、案内サインの英語表記追加、観光施設でのフリーWi-Fi導入により、外国人観光客の過ごしやすい環境も整備しています。また、大規模な国際会議を誘致するための補助金を新設して会議を呼び込んでいます。このような取り組みの効果もあり、つくば市への観光客数は2018年度に約448万人、2019年度に約425万人と2年連続で目標の400万人を突破して過去最高水準となりました。更なる取り組みとして、昨年度は筑波山の冒険施設フォレストアドベンチャーのリニューアルによりコースを増設させるとともに、今年度は筑波山の観光案内所の魅力を高めるため建て替え準備を進めています。

つくばのアウトドア環境を充実

今まで

つくば市のアウトドア施設は整備から年月が経ち、施設や運営のあり方が現在の利用者のニーズに応えられなくなっていました。

現在

リニューアル準備をしている筑波ふれあいの里

世界的に人気のアウトドアブランドの(株)スノーピークと包括協定を締結して市内のアウトドア環境の魅力向上に取り組んでいます。筑波ふれあいの里では大規模リニューアルに向けた基本構想の策定を行い、茎崎六斗の森では牛久沼をアウトドア拠点化するためオートキャンプ場や屋根付きのバーベキュー場を整備し、今年度は清潔なシャワーやトイレの整備されたサニタリー棟を新設する予定です。冬季キャンプの人気の高まりを踏まえ、豊里ゆかりの森では温水の使える凍結防止の水道を整備し、冬季も利用できるようにしました。