manifesto実現する公約

2016年に1期目で掲げた82公約は、就任後に工程表を作り、90.4%の進捗を実現することができました。 2期目は135公約に増やし、現在86.1%と着実に進んでいます。 このような取組は全国的にも行われていなかったため、日本の政治分野の最大の賞である「マニフェスト大賞」の首長部門で2度表彰されました。

公約は、政治家のその場かぎりの口約束ではなく、実現するものだということをお示しできたと思っています。 今回、これまでの8年間の取り組みを踏まえ、つくばをさらに前に進めるための99の公約を掲げました。 誰一人取り残さないつくばへ、みなさんとともに進んでいきます。ぜひお読みください。

徹底した行政改革

市民が「待たない・書かない・行かない」でいい市役所になるためのデジタル化推進
市役所の手続きをデジタル化することで、市役所に行かなくてもいい、紙の書類は書かなくてもいい、窓口で待たなくて済む行政サービスの充実を進めていきます。日本の自治体で初めて生成AIを市役所内のシステムに取り入れた実績を踏まえ、単純な業務はできるだけ効率化し、職員しかできない配慮が必要な人のための対人サービスなどを手厚くしていきます。
公職選挙でのインターネット投票の実現を目指し、様々な市民投票の実施
誰もが投票所に行かなくても投票できるように、市長選挙・市議会議員選挙でのインターネット投票を目指します。まずは市の様々な案件について投票を実施しながら信頼性や使い勝手を高めていきます。
データに基づく政策立案の推進
科学的根拠やデータに基づき、効果的な政策を立案・実行します。政策決定プロセスで客観的なデータを活用することで、施策の透明性や効果を向上させます。
高齢者向けスマホ教室のさらなる充実
現在市内の全域で行っている高齢者向けスマホ教室は、まったく初めての人も基本操作や便利なアプリの使い方を覚えられ、とても人気の講座です。満員になることも多いので、より実施回数を増やし、内容を充実させていきます。
生成AIの利活用を推進し、業務の効率化と質の向上
日本の自治体で初めて市役所のシステムに導入し使っている生成AIを、より積極的に他分野で活用することで、効率化と質の向上を加速させます。
市役所職員でなくとも対応ができる業務の外注化によるサービス向上
すでに業務の自動化などは全国に先駆けて実施していますが、人が対応しなくてはいけない業務についても、民間のサービスを利用して対応できるものについては外注を進めることで、法令や業務の性質により、職員にしかできない業務により注力をしていき市民サービス向上を進めます。
コーチングの手法により主体性の高い市職員の育成
職員が自ら考え提案をし変革を起こしていくために、コーチングの手法を土台にした組織開発を進めます。
つくばスーパーサイエンスシティ構想の実現
全国でつくばと大阪のみが国から選ばれたスーパーシティ型特区。市民の生活と地域の課題を解決するために、法令の規制緩和を求めながら、新しい技術を駆使していきます。
女性活躍推進(市の管理職割合の増加・審議会等の女性委員率を4割以上に)
つくば市は県内で初の市役所出身者の女性副市長が活躍しています。管理職の女性割合を増加させより多様なマネジメントを進め、審議会の委員割合も最低でも4割以上にします

安心の子育て・教育

全天候型のこどもの遊び場の整備
子育て世帯からニーズの有る、雨天や猛暑でもこどもたちが安心して遊ぶことができる全天候型の遊び場の整備を進めます。
インクルーシブ遊具に溢れた公園整備(筑波北部公園)
障害があっても無くても楽しめるインクルーシブ遊具にあふれた公園を整備することで、誰もが交わって遊べる新しい公園を整備します。筑波北部公園で実施します。
子育て世帯訪問支援事業の充実
産前や産後の精神的なストレスが高い時期に家庭を訪問し、話し相手をしたり家事を一緒にしたりすることで、子育て世帯の支援をする事業をより充実させていきます。
公立保育所及び幼稚園での医療的ケア児受入
重度の病気等があっても専門家による医療的なケアが受けられる保育所と幼稚園を充実させることで、保護者の就労やこどもの育ちを支援します。
保育所の整備促進とともに保育士配置支援事業補助の実施・処遇改善の継続
人口増加に対応するため保育所等の新設を引き続き実施するとともに、国が定める保育士配置基準を上回る民間保育園に対して助成をするとともに、勤務する保育士等への月3万円の助成金を継続します。
公立幼稚園での平日預かり保育の実施
お迎えの時間が早い公立幼稚園で、延長する預かり保育を実施し、保護者がより柔軟な働き方などができる支援を進めます。
「教えから学びへ」の転換を掲げる教育大綱の実現
「教えから学びへ」「管理から自己決定へ」「認知能力偏重から非認知能力の再認識へ」を掲げるつくば市教育大綱の理念を実現するために、先生たちへ伴走しながら授業や学校での実践を進めていきます。
不登校児童の支援のさらなる充実
これまで全校への校内フリースクール設置や、スクールソーシャルワーカーやスクールカウンセラーの大幅増員、民間フリースクールへの大きな補助等全国に先駆けた支援を進めてきましたが、量的にも質的にもさらに充実させ一人ひとりの居場所を作っていきます。
科学技術を教育に活かす授業のさらなる推進
つくばの特徴である科学技術を教育に活かす事業つくばSTEAMコンパス(STEAMとは理数科目と芸術を合わせたもの)をさらに充実させ、つくばならではの探求する学びを推進します。
部活動の地域移行の推進
国の部活動の地域移行のモデル地区にも選ばれているつくば市として、各学校の部活と地域の資源をつなぎながら、それぞれの学校に合った形での地域移行をさらに進めていきます。
コミュニティスクール化を全校で実施
学校を地域全体で運営していくコミュニティ・スクールへの転換を全校で進めるとともに、行いたい事業を支援するための予算も充実させていきます。
教員の支援体制の充実
忙しすぎる先生たちがこども達と向き合う時間を確保するために、これまで100人以上の学校サポーターの採用や、業務のデジタル化、働き方改革を進めてきました。先生たち自身の研修などをより充実させ、支援していきます。
こどもと地域が共同利用する新しい学校施設のあり方のモデル事業を谷田部庁舎跡地で推進
地域に開かれた新しい学校施設のあり方のモデルを、谷田部小学校と隣接する谷田部庁舎跡地を活用して検討します。さらに近隣の市民体育館や市民ホールとの連携も模索し谷田部市街地の持続可能な拠点づくりを進めていきます。
中根金田台地区の小学校建設と栗原小学校の魅力向上
人口増加が進む中根金田台地区に新たな小学校を建設するとともに、そのことで小規模化することが予測される隣接する栗原小学校についても特徴ある教育を進めることで全市から通える小規模特認校へ転換し、地域の大切な小学校を守ります。
既存の学校の環境を良くするためのリノベーション実施
建設から長い年月が経つ学校は施設も備品も老朽化しています。すべての建て替えはできなくても、部分的にリノベーションしたり、備品を更新することによって、児童生徒にとって学び過ごしやすい環境を整備していきます。
学校を放課後の学童クラブとして使う「アフタースクールモデル」の実施
小学生が放課後、児童クラブへ行かなくても学校の校舎を利用してそこが居場所や習い事もできるようになる「アフタースクールモデル」を実施し、効果を検証します。
土日開放する児童館を拡大
小学生のみならず中高生の勉強場所や活動場所にもなる児童館の土日開放をさらに拡大し、地域の週末の居場所を増やします。
遠距離の高校に通うための通学支援の充実
市内に県立高校が少ないために遠距離に通学している生徒の支援(最大3万円)を新たに作りました。より正確にニーズを調査し、必要な金額や支援方法について検討を進めていきます。
県立・私立高校の誘致と県立高校定員増に向けた働きかけ
これまでも県に繰り返し要望している県立高校の設置に加え、既存の高校の定員増を県に要望するとともに、増設分の校舎の建設費は市で負担する提案を県に行っています。市では小中学校を2年間で5校開設し、現在も1校建設している中で、その後のこどもたちの行き先を確保すべく県との協議を重ねていきます。また、市内にある定員割れしている県立高校の魅力を伝える連携を深めていきます。また、県立以外にも高校の誘致を進めます。
若者のための「ユースセンター」の設置
中高生から20代までの若者の居場所や相談、活動の支援などをする「ユースセンター」を設置して、行政の支援が入りにくい年代へのサポートを充実させます。
日本語学習環境の充実のためのプレスクールの設置
外国から転入してきたこどもたちが、学校に入る前に日本語や生活の基礎を学べるプレスクールを設置することで、当事者にとっても周囲のこどもたちにとっても望ましい共生の環境を作っていきます。

頼れる福祉

高齢者の生活の支援事業をさらに推進
これまで補聴器や電動アシスト自転車の補助金、買い物を身近でできる移動スーパーへの支援などを行っています。さらに、一人暮らし高齢者のゴミ出しの支援など、安心して地域で暮らし続けることができるような支援を充実させていきます。また、終活や墓じまい等の新たなニーズも支援していきます。
認知症高齢者向けに個人賠償の責任が生じた際の保険制度の導入
認知症高齢者等が日常生活における偶発的な事故(他人にけがを負わせたり他人の財物を壊す等)によって法律上の損害賠償責任を負う場合に備えて、認知症の人を被保険者とする個人賠償責任保険に市が契約者として加入することで家族の負担を軽減し安心につなげます。
地域包括支援センターを増やし、 一部の交流センターへも相談員を配置
介護や将来の生活のあらゆる相談ができる地域包括支援センターを市内7地区にすでに整備していますが、より身近な場所で相談ができるように、一部の交流センターにも相談員を配置します。
茎崎老人福祉センター 入浴施設のリニューアル
利用時間も短く使い勝手も悪かった茎崎老人福祉センターのお風呂をリニューアルし、男女別に広い浴場にし、利用時間も長くすることで地域の居場所に転換していきます。
高齢者への新型コロナワクチンの 個人負担額助成
今後接種に費用が掛かるようになる新型コロナウイルス感染症のワクチンについて、高齢者の個人負担を軽減するために費用を助成します。
児童発達支援センターを 春日庁舎を改修して開設
発達に特徴のあるこどもを支援する児童発達支援センターの整備を進めます。春日庁舎を改修し、費用を抑えながら他のこども支援に関する機能も一緒に持たせることで、ワンストップの支援を行う環境を整えます。
障害のある人が働くためのサポート推進
障害のある人の活躍する場を増やすため、就労支援事業所の販売を支援する福祉のお店の他にも、企業へのガイダンスや就労希望者とのマッチングを積極的に行うことで働く場所を増やしていきます。
こどもの青い羽根基金を活用した 学習会、みんなの食堂、居場所の拡大
多くの方のご支援をいただいているつくば市独自の「つくばこどもの青い羽根基金」によって、無料の学習会やみんなの食堂、より困難な状況にあるこどものための「青い羽根のいえ」等の活動を拡大していきます。
配偶者暴力相談支援センターの設置 及び女性相談支援員の配置
配偶者やパートナーから受けている様々な暴力(DV)について専門の相談員と一緒に対応を考えられる相談支援センターを設置します。
LGBTQ+(性的少数者)が 暮らしやすい環境づくり
性の多様性に関する正しい知識や理解を広げていくため、市民向け・市職員向けの啓発を引き続き実施することに加え、LGBTQ+(性的少数者)が暮らしやすい環境づくりに向けた取組を進めます。
聴覚や視覚に障害がある人が 必要な情報へアクセスできる施策の推進
視覚障害や聴覚障害のある人が情報にアクセスできるようにするための条例を制定するとともに、市内の知見のある大学や専門家とも連携し、市民への理解を広げる取り組みも進めます。
遠隔医療アプリを活用した 小児休日夜間オンライン診療の実施
医療機関が開いていない休日や夜間でもこどもは熱を出したり病気になったりします。緊急時でもオンライン診療で医師の診断が受けられる仕組みを作ります。
犬や猫の譲渡会の積極的支援で殺処分ゼロへ
動物愛護団体と連携し、譲渡会を市役所で開催したり、市民への情報提供などを通して、犬や猫の殺処分ゼロを目指します。

便利なインフラ

ドライバー不足に対応する「公共ライドシェア」と「ドライバーバンク」の創設
2024年4月から残業規制が厳しくなり、民間のバスやタクシー会社でのドライバー不足が全国的に深刻です。つくばでもつくバスの減便をせざるを得ない状況でしたが、新たな「ドライバーバンク」で課題の解決を目指します。近隣土浦市・牛久市・下妻市と連携してドライバーを採用・育成する仕組みは全国的にも例がなく注目されています。市として普通免許を持っている方に研修を行った上で自分の車を運転してもらう「公共ライドシェア」の仕組みを作り、さらにそこからタクシーやバスの運転手になれる2種免許の取得も支援します。ドライバーの配車には人工知能を使うことで無駄なく効率的に行います。
つくタク全車両に人工知能(AI)の予約システムを導入することで予約枠の大幅増
現在は1時間に1枠の予約しかできないつくタクを、人工知能の予約システムを入れることで数倍の枠を確保し、予約を取りやすくします。
自動運転バスの運行
筑波大学構内ですでに行った自動運転バスの実証を他のエリアまで広げていき、つくば駅周辺では日常の運行まで目指します。
深刻化する市内の渋滞対策の実施
特に渋滞が深刻化している研究学園エリアの県道について、構造改善を県に要請するとともに、市としてできる迂回対策等をより推進して渋滞の緩和を目指します。
シェアサイクル「つくチャリ」の拡充
実証期間の3年間で予測を超える利用があったシェアサイクル「つくチャリ」の台数やポートを随時増やしていき、利用できるエリアも拡大します。自転車を当たり前の移動手段にすることを目指して充実させます。
自転車ヘルメットの補助金を全年齢へ拡大
法律が変わって着用が努力義務化された自転車のヘルメットの補助を、これまでの高齢者と18歳以下から、全年齢に拡大することで、安全な自転車乗車につなげます。
都市の中で緑を増やす「グリーンインフラ」の積極導入
都市の中で、街路樹整備や緑化などを積極的に行うことで、緑を増やしながら、同時に災害対応にも生物の多様性保全にもプラスになる「グリーンインフラ」の整備を進めます。
防災拠点の整備推進
高エネ研南側未利用地へ民間負担で計画されている市の防災拠点と防災倉庫の整備を推進し、災害により即応できる体制を整えます。
焼却灰の最終処分場の検討推進
現在クリーンセンターで焼却した灰は、県外の最終処分場で埋め立てられています。自分の自治体で出した廃棄物は自分の自治体で処理する原則を踏まえ、つくば市内での最終処分場の整備の検討を進めます。
ごみの減量に向けた積極的な取り組み
持続可能なまちづくりのために、企業・市民それぞれがごみの減量に取り組める環境を作ります。生ごみ回収の工夫や段ボールコンポストのさらなる充実など具体的な施策を推進します。
上水道の整備の着実な推進
就任後、これまで上水道の整備計画がなかった地区でも、整備計画を立てて、着実な整備を進めています。現在は県内44市町村中で2番目に安い水道料金であり、老朽化した管路の更新などに費用も掛かるため平均15%の値上げを検討していますが、それでも県内で10番目に安い金額に抑えます。負担をできるだけ抑えながら、濁った水が出ることも多い簡易水道に苦労する地域の状況を少しでも早く改善していきます。
みどりの地区への郵便局誘致
設置要望が多いみどりの地区への郵便局の誘致を引き続き日本郵政に働きかけます。具体的な市の土地の提案等を行うことで交渉を進めます。
災害時に水を確保する防災井戸の整備
災害時に必須となる水を確保するために、市内の複数個所への防災井戸の整備進め、有事に備えます。
中根金田台地区への都市計画道路の調整推進
桜地区内に計画されている「妻木金田線」は25年前に都市計画決定をされたままになっていました。桜地区の開発に伴い周辺地域の道路渋滞も深刻化してきています。そこで、都市計画決定以来、初めて地区の中で意見交換会を開催しました。道路や地区がどのようになるのかイメージが必要とのご意見をいただき、道路の計画位置や高さ関係などを示す図面を作成するため、現在測量を実施しています。測量後も丁寧な対話を積み重ねながら、必要な事業を進めていきます。
つくば中央インターチェンジ周辺の開発推進
現在つくば中央インターチェンジがあるエリアの周辺は、つくばの中心部にありながら研究学園都市の建設時から開発エリアに含まれてきませんでした。地権者の組合を市としてサポートし、つくばの発展に重要なエリアの開発を推進します。
中央公園のリニューアルによる魅力度アップ
つくば駅前の中央公園の中で、利用者の少ない「民家園」や池にある「レストハウス」を積極的に活用したりリノベーションすることで魅力度を高めていきます。

活気ある地域

こどもたちと地域の住民が同じ給食を食べる「給食レストラン」を整備
茎崎第二小学校の隣に給食レストランを整備します。こどもたちは給食の時間に移動して食事をし、地域の住民もこどもたちと同じメニューを食べることができるようになり、新たなコミュニティの場を作ります。同時に、貯蔵施設や加工場も整備することで、市内の食材の自給率を高めます。
給食への有機農産物を使用したメニューの増加
国が進めている有機農産物の利用拡大とより豊かな給食メニューの提供をするために、有機農産物の生産支援と消費の機会を拡大していきます。
つくばの魅力ある農産物の地産地消の推進
つくばの農産物を使ったメニューを出している飲食店を「地産地消レストラン」として認定する事業をさらに拡大するとともに、学校給食でも地産地消率を高め、魅力ある市内の農産物が市内で味わえる場所を増やしていきます。
カピオ敷地内のカフェベルガ跡の改修と活用
カピオ敷地内かつペデストリアンデッキ沿いの好立地でありながら、雨漏りや漏電で活用ができなくなったカフェベルガ跡を、対策を施すことで再び活用し中心市街地の居場所を増やします。
つくばマラソンのコースのリニューアル
応援がまばらになる箇所が長距離続く現在のコースを変更し、つくばのまちなかを走るルート設定を行います。スタートやゴールも市役所の近くにすることで、ランナーを大切にしながら、市民により愛されるシティマラソンへと転換を進めます。
アーバンスポーツ施設の整備検討
スケートボードやダンス、スポーツクライミングなどのアーバンスポーツができる施設の整備を進めていきます。
市立体育館へのエアコン設置
近年の気候危機で、体育館へのエアコンの設置は必須となっています。市内の体育館へ、長寿命化や建て替えの時期も考慮しながらエアコンの設置を進めていきます。
河川敷を活用したスポーツ施設等の整備検討
人口増加に対応し、スポーツができる場所を増やすために桜川の河川敷に野球場やサッカー場の整備を検討します。大雨等の増水時に水が逃げる遊水地にもなるため、費用を最小限に抑えながら土地を有効活用します。
労働者協同組合の運営費支援による市民主体の活動の推進
自ら出資し、対話をベースにしながら地域の課題を解決する新しい働き方として注目される「労働者協同組合」の設立を支援し、市民の主体的な活動を推進します。
NPOや労働者協同組合の活動の拠点となるシェアオフィス整備を検討
地域の課題解決を目指すNPO法人や労働者協同組合等の活動の拠点として、安価で借りられ協業にもつなげることができるシェアオフィスの整備を進めます。
茎崎保健センターの市民利用施設への改修
老朽化していた茎崎保健センターをリノベーションし、新たな交流センターのように市民が活動しやすい部屋を整備していきます。
未利用の公有地の利活用を更に推進
活用可能性がある未利用の公有地を、地域の声の聞き取りや民間の利用希望の調査などを行い、積極的に利活用を進めていきます。
地域スポーツと障害者スポーツの 拠点となる陸上競技場の整備
小中学生が記録が取れる陸上競技場を上郷高校跡地に整備します。障害者スポーツも実施しやすいようにバリアフリーの設計にし、さらに地域で利用できる部屋も用意し様々な活動の拠点としていきます。
学校跡地の利活用推進
筑波地区にある9つの学校跡地の活用は着実に進み7つの学校で活用が決まり、地域に活気をもたらしています。現在検討中の北条小学校と田井小学校についても、対話をしながら地域にとって価値ある利活用を進めます。
森林の利用希望者と所有者をつなぐ 「森林バンク」制度の創設
持ち主が管理しきれない森林を、市が仲介して利用希望者とつなぐことで適切な管理と都市の中での自然環境の整備を進めます。
筑波山・牛久沼の生態系を活かした活性化
つくばの南北の自然資源である筑波山と牛久沼を、従来の観光に加えて、豊かな生態系や自然を活かした形での誘客を進め、持続可能な形で活性化を進めます。
豊里ゆかりの森・筑波ふれあいの里 茎崎こもれび六斗の森の再整備
キャンプやバーベキューの場所としても、自然を味わう場所としても貴重な3つのキャンプ場をそれぞれリニューアルを進め、都市に身近な緑を楽しめるアウトドア環境を充実させます。
ドッグランの設置
人口増加にともない、愛犬とともに出かけるニーズも増えてきています。のびのびと走り回れるドッグランを整備することで、家族同様に大切なペットの遊び場を用意します。
新たな産業用地の創出
「つくばに進出したい」という企業が多くある機会を捉えて発展につなげるため、市として産業用地を増やすための専門チームを作り、市の計画でも4ヶ所を候補地に選び位置づけています。候補地を精査し、事業化を進めていきます。
男性の育児休業取得促進事業の充実
男性が育児休業を取得することをサポートするために、男性が育児休業を取得した企業に出している助成金の対象等を拡大させながら、男女とものワーク・ライフ・バランスを推進し誰もが活躍できる環境を整えます。また、育休中の男性が子育ての仲間を増やせる機会や、子連れで参加できる家事育児の講座も充実させます。
周辺市街地を拠点とした持続可能な都市への再設計
市の都市計画で最も重要なマスタープランを改訂し、歴史ある8周辺市街地を地域持続化拠点としました。徒歩で15分以内で必要な公共機関や医療機関、お店にアクセスできると同時に、近隣のエリアからは公共交通で8市街地にアクセスしやすい環境を作ります。
住宅を建てられる土地を増やすための 区域指定の拡大
人口増加率日本一に象徴されるように選ばれるまちとなっているつくば市で、住宅用地への需要が高まっています。乱開発にならないように、市街地との距離などを考慮した「区域指定」の制度を積極的に活用し拡大していくことで、これまで住宅が建てられなかった土地を転換し、地域に活気をもたらしていきます。
洞峰公園で協議会を設立し、市民ともに新しい公園経営を開始
県によるグランピング等の計画を受け、市民アンケートや説明会、県との協議を重ね、洞峰公園の無償譲渡を実現。今後、「運営協議会」を作り、市民とともに運営管理する新しい公園の形を作ります。
空き家の活用推進
高齢化が進むエリアで増えてきている空き家を、民間企業の力も得ながらつくばで住みたい人へのマッチングを進めていきます。

誇れるまち

複合機能を持つ新たな図書館の整備検討
長年市民に親しまれてきた中央図書館は建設から34年が経ち、人口増を受けて過密化してきました。現在のつくばにふさわしい図書館機能とあわせ、子育て世代のみならず多世代の活動の拠点となる場所を、TX沿線に検討しています。整備計画は市民や議会と対話を積み重ねながらともに創っていきます。
中央図書館のより快適な利用のための リノベーション
中高生の学習ができる席の増設などを行い好評を博していますが、更に今まで活用されていなかった中庭にウッドデッキ等を整備し、より快適な空間にしていきます。
つくば駅前の公務員宿舎(70街区)跡地を イノベーションの拠点に
通常の売却であれば高値のマンションになってしまうつくば駅前隣接の国家公務員宿舎跡地を、財務省との合意により用途を市の希望を取り入れた形で入札する調整ができました。つくば市が進めるスーパーシティ構想を実現するモデル街区として整備を進めていきます。
社会にインパクトをもたらす スタートアップ企業への支援推進
つくばの強みである研究所で生まれた技術を活かしたスタートアップ企業はもちろん、社会へインパクトを与える市内の様々な分野での起業を支援します。
メディアアート拠点の整備検討
科学技術と芸術をつなぐメディアアートは、これまでも筑波大学から世界的に活躍するアーティストが輩出されいます。つくばの強みである科学技術を芸術の形で表現するメディアアートの拠点の整備の検討を進めていきます。
芸術文化拠点の整備(田水山小学校跡地)
芸術家が創作や発表をすることができ、市民もワークショップや教室などを通じて芸術を身近に感じられる拠点を田水山小学校跡地に整備します。
市内のアーティストを学校や市民へつなぐ 芸術文化コーディネーターの設置
市内のアーティストの活躍の場を広げながら学校現場等で良質な芸術を体験できるようにするために、芸術文化コーディネーターを設置します。
道の駅の整備検討
つくば市内の道の駅の候補地として4箇所(国道125号バイパス沿いの「池田」、西大通り沿いの「上原・松野木」、つくばスマートインター周辺の「島名」、国道6号バイパス沿いの「菅間」)を選定予定です。道の駅は市内に複数ヶ所の設置も可能です。各候補地の特徴と可能性をより詳細に分析し、対話を積み重ねながら、地域とつくば市全体にとってメリットのある道の駅のあり方を検討していきます。
つくばで醸造されているお酒の普及推進
長い歴史を持つ酒蔵の日本酒に加え、市でワイン特区を取得したことによりワイナリーも増え、さらにビールの醸造も行われるなど、つくばには多様なすばらしいお酒があります。また、森林総合研究所の技術を使った世界初の「木のお酒」も作岡小学校で近く醸造が始まります。魅力あるつくばのお酒を、「つくばのおさけ推進協議会」とともにモニターツアーなどを実施し広報していきます。
つくばのまちの歴史や成り立ちがわかる歴史展示機能の検討
つくばの古代から現代に至るまでの成り立ちを一箇所で理解し学べる展示機能を検討します。
国に選定された「脱炭素先行地域づくり事業」の取り組み推進
つくば市は国から茨城県初の「脱炭素先行地域」に選ばれ、今後5年間で最大50億円が交付される予定です。まずつくば駅周辺の電力を再生可能エネルギー100%を達成し、その後市内各地へ広げていきます。
気候市民会議からの提案の推進
無作為抽出で選ばれた市民が対話を重ねた「気候市民会議」から提出された提言について、すべてロードマップを作成し、着実に取り組みを進めます。
市役所の公用車を電気自動車やプラグインハイブリッド車に転換
環境に配慮した自動車を市内で増やすために、まずは市役所の公用車を電気自動車やプラグインハイブリッド車に転換していきます。
公共施設への太陽光発電設備導入を推進
どの公共施設にどの程度の量の太陽光発電設備が設置できるかの調査を行い、効果の高い箇所から積極的に導入していきます。
生物多様性センターの設置
つくばの生物多様性の保全と活用の拠点となる「生物多様性センター」を設置し、自然や生き物のモニタリングをするとともに、観察ツアーや学びの場を作ります。