日独ヤングリーダーズフォーラム。肩書を超えた関係のチカラ。

YLFプレゼン

先日、日独ヤングリーダーズフォーラムという会合で京都に行っていました。ベルリン日独センターという機関が主催しボッシュ財団がスポンサーとなり、日本とドイツの各界の40歳以下のメンバーがディスカッションと文化交流を通じてネットワークを構築する会合で、私は2007年の参加者でした。毎年メインのプログラムに合わせて、OBの集まりがセットされています。私はここしばらく参加できなかったのですが久しぶりに合流し、日独の人口動態の変遷について簡単な発表をしてきました。

 昼間のディスカッションももちろん興味深いのですが、仲良くなるのはやっぱり世界共通言語のお酒。食事をして、飲み直して、カラオケ、明け方近くなって〆のラーメンをジャパニーズカルチャーとか言いながら連日やるわけです。もうそんな無茶普段はしないんですけどね。久しぶりに会うメンバーたちは、結婚してこどもが生まれていたり、離婚していたり。会社で随分と出世をしてたり、省庁の重要なポジションに居たり。子育てや仕事の話をしつつ同窓会のような雰囲気です。
 
 これまでも色々な国際関係のプログラムに参加させてもらっていますが、日独ヤングリーダーズフォーラムは毎年何らかOBがつながるきっかけがあるところが大きいと思います。政治家が肩書で訪問したり、一時的に付き合っても本当の信頼関係にまではなかなか至れない。草の根交流というとベタですが、肩書を超えて、顔を見て、同じ時間を過ごして、熱く議論し、熱く飲むような関係性を軽視してはいけないと、とりわけ日本を取り巻く今の状況を見て思ったりした数日間でした。