つくば市消防本部大規模災害対応訓練

つくば市消防本部大規模災害対応訓練の一環として、消防長と共につくばヘリポートに出向き、茨城県が所有する防災ヘリコプターに搭乗しました。
防災ヘリを運用するのは茨城県防災航空隊、隊員9名は県内の自治体の消防本部から派遣されています。筑波山や県北地域での山岳救助、海難救助が多いのそうです。とりわけ水難事故は時間との勝負のため、要請から2分で緊急出動できる体制を取っているとのこと。
 大規模災害が発生した場合、指揮権をもつ地元消防本部からの応援要請を受けて、県の防災航空隊が応援出動するという段取りなのですが、これが周知されていないためなかなか動けないことも多いとのこと。これまでの県内の大規模災害では、基礎自治体の首長が搭乗することはなかったそうですが、発生初期の段階で全体の被害状況を把握する意味で上空偵察は非常に有効だと思います。
 市長になってから、知らない施設等の課題がある際はできるだけ現地に視察に行った上で判断をしていますが、紙の説明や写真では見えないものが現地ではよくわかります。災害時はなおのこと、位置感覚、被害状況、対策など、実際に飛んで把握することは指示に大きな影響を与えると思います。参加できて本当によかった。