2月19日は「つくばSDGsフォーラム」をつくばカピオで開催。日本のSDGsの牽引役の村上周三先生、UNDPの近藤駐日代表、内閣府の遠藤参事官、茨城大の野田先生という豪華メンバーでSDGsについてのあり方や取り組みをディスカッションしました。翌日20日には、日経地方創生フォーラムにお招きいただき、「SDGsが加速する地方創生」のタイトルでパネリストとして参加しました。こちらは長野県の阿部知事、北海道の谷下川町長とご一緒。
フォーラムにて、市としてSDGsの枠組みを活用し、持続可能な都市の実現を目指すための取組を進めていくことを示す『持続可能都市ヴィジョン』を発表しました。ぜひお読みください。
http://www.city.tsukuba.lg.jp/shisei/oshirase/1004141.html
SDGsは、「誰一人取り残さない」社会の実現を目指し、経済・社会・環境をめぐる広範な課題に、統合的に取り組むこととしており,17のゴールには、「貧困をなくそう」、「飢餓をゼロに」などが含まれています。
私が掲げるヴィジョンの『世界のあしたが見えるまち』の通り、世界中に共通する課題の解決のヒントをつくばで生み、それを発信していくためにもSDGsという共通のものさしはとてもプラスになります。これからあらゆる場面で言及していきますのでよろしくお願いします。
ーーーーーー持続可能都市ヴィジョンーーーーーー
名峰筑波山をはじめとする恵み豊かな自然,最先端の科学技術,世界に開かれた多様性などのつくばの資産は,過去からの先人たちの努力により守られ,創られてきました。現在を生きる我々は,敬意と感謝をもって, この資産を未来の世代に継承し発展させていくことが求められます。そして我々は,地域や地球社会が直面する少子高齢化,貧困と格差,気候変動などの課題も克服していく必要があります。
これらは,我々と未来の世代そして世界に共通する使命であり,この使命を果たすために,以下の通り「持続可能都市」を目指していきます。
- 「誰一人取り残さない」包摂の精神のもと,年齢,性別,地域,国籍などによらず,人間一人ひとりの安全が守られ,地域の隅々まで福祉がいきわたり,つくばに集うすべての人が自分らしく生き,幸せが溢れるまち。
- 公正・公平,人権,平和などの普遍的な価値を尊重し,他者,社会,自然環境との関係性を認識し,持続可能な地域と世界を構築するために自ら働きかけ変革を起こす人材が育つまち。
- 科学技術の進歩が市民の日々の生活に恩恵を与えるよう,その限界を認識しながらも可能性を追求する対話を通して先駆的に活かし,人類共通の課題の解決に貢献するまち。
- 市政の透明性と説明責任を重視し,市民,行政,議会,地域団体,大学・研究機関,企業などが一体となって持続可能な取り組みを進め,世界に新たな未来像を提示するまち。
平成30年2月19日
つくば市