本は全部5章あって、全部で31の短いシーンに分かれています。
どのシーンも主人公のママと周囲の人の会話によって進みます。こどもが図書館に行ったら閉まっていたとか、主人公のお父さんが入るための特別養護老人ホームに空きがないとか、年度末の工事が多いけど市役所の予算ってどうなってるんだろうとか、身近な話題です。
図書館であれば、隣町で司書をやっているママ友に聞きに行ったり、特養であれば近所の施設に見学に行ったり、予算については市役所勤務のパパ友から教えてもらううちにまちの仕組みがわかります。各シーン毎に、その内容を簡単に整理したり、少し掘り下げたりした解説があります。
各章の最後のシーンは、主人公がアクションを取ります。市役所への要望を出すところから始まり、議員への働きかける、議会に請願を出す、住民投票をする、立候補を考える、というところまで続きます。困ったことは多いけど、どこから始めればいいんだろうと思っている人へ何かヒントになればと思います。
物語部分だけ読んでいただければ、日々のまちづくりの仕組みや、政治について大まかなことはつかめると思います。書くにあたって類書をかなり探しましたが、国の仕組みは池上彰さんはじめ多くの方が書かれているのですが、まちの政治や仕組みをテーマごとにある程度網羅して書いた本というのはほとんど見つかりませんでした。
ゼロということはないと思いますが、物語形式にしたものはなおのことないんじゃないかということで。見つけたら私も読んでみたいので教えてください。ということで、『あなたのまちの政治は案外、あなたの力でも変えられる』は希少です笑
引き続きよろしくお願い致します。26日ほぼ全国の書店で発売されます。アマゾンご予約はこちらからお願いします。 http://goo.gl/RlD1OX