これまでつくば市長は一度も参加したことがなかったとのことですが、私は就任以来必ず入学式・卒業式、小中高どこかの部に参加できるように秘書課に頼んであります。挨拶は大抵用意はせずにその場で感じたことを話すので原稿はないのですが、今日は随行した職員が概要を起こしてくれたので書いておきます(そのままではありません)。みなさま、おめでとうございます!
【卒業生へ】
今日はご卒業おめでとうございます。みなさんの凛々しい姿をみていろんなことを考えました。
いつも思っているのは、人にはそれぞれ色いろな才能があるということです。今のみなさんの、卒業証書の受け取り方がそれぞれ違うように、性格が違うように、乗っている車いすの形がみんなそれぞれ違うように、色んな違いがあって色んな才能をみんなが持っています。本当に特別な才能や違いを持っています。
これから先、卒業生のみなさんは、社会でその才能であったり自分自身を表現していくことになります。たとえば働くということも自分を表現することだと思います。私が始めた農場にもたくさん卒業生が来てくれています。みんなすごく活躍してくれています。すごくいい仕事をしています。仕事だけじゃなく、スポーツもあれば、趣味もあるかもしれない。
私は、そんなみなさんの才能をしっかり輝かせるような、自分自身を表現できるような社会を作っていきたいと思っています。つくば市をそんな街にしたいと思っています。高校を卒業して一区切りですが、これからますます活躍してもらいたいと思っていますので、みなさんの力をどんどん発揮してください。
【保護者のみなさまへ】
この日に至るまで、いろいろあったと思います。きれいごとで済まないこともあったと思います。行政に対しての思いも様々かと思います。
私は「誰一人取り残さない」という国連が定めた「持続可能な開発目標」を市政の中心に据えました。これには、世界共通で2030年までに実行・達成すべき目標が設定されていて、男女や人種の違いの他、障害の有無にかかわらずその能力を発揮し、働き甲斐のある社会・生きがいのある社会を作っていくための目標も明示されています。
そんな社会をつくるために、ぜひみなさまの声をきかせてください。ぜひお力をお貸しください。
【先生方へ】
特別支援学校の校長先生をはじめ先生方のご尽力によって、今日この日を生徒が迎えられたことを心から感謝を申し上げます。これからも地域で活躍するこどもたちを育てるためにお力を貸していただけますようお願いを申し上げます。
#若い先生たちがボロボロ泣いていてこちらもウルッときた
#一生懸命向き合ってきてくれたからこそ